カラフルな物語の最後を飾ることにやりがい。

名前
佐藤 広之
配属先
特別養護 短期入所
役職
生活相談員
入社年度
平成7年度
出身地
佐渡市金井
出身校
新潟デザイン専門学校
趣味
ロングライド
座右の銘
一期一会

大浦の里様の業務内容を教えてください。

私どもは特別養護老人ホーム・デイサービスセンターを運営しています。介護保険制度がスタートする前に開設し、当時は家族の方に食事の補助の仕方、布おむつの変え方など聞いていました。現在でもご家族利用者様の心に寄り添い、お一人お一人が居心地が良く過ごせていただけるよう心掛けています。

ここは負けない!という強みは何ですか?

お一人お一人のありのままの暮らしや想いを大切にしてます。ご家庭で送っていたような生活を尊重して安心して施設にいていただけるようにしています。また地域の方が気軽に心配事などご相談していただけるよう月1回の「おもいやりカフェ」を開設し、地域に開かれた施設を目指しています。

どういった方が活躍なさっていますか?

100人近く職員がいますが、みな常に誠意をもって質の高いサービスが提供できるよう向上心を持っています。介護福祉士・ケアマネージャー・看護士それぞれがそのような気持ちを持ち専門性を高めています。地域活動にも積極的に参加して、介護の駆け込み寺として気軽に相談していただけるような雰囲気づくりを大切にしています。

どういった教育カリキュラムがありますか?

新人研修は1週間50時間以上の座学があります。例えばお年寄りは皮膚が弱い、どの程度の力で移動の介助をしたらいいか、など直接介護をする前ににある程度の知識を入れておかないと思わぬ事故につながります。ただ知識だけではわからないこともたくさんあるので、現場では教育係がついて直接指導を行います。

どういった方が向いていると思いますか?

まずはお年寄りが好きということでしょうか。人相手の仕事ですので、個々の体調・表情・雰囲気に気が付き声をかけるなど、お年寄りに積極的に関われる方が向いていると思います。また今までの経験で大変なことも自分への成長と捉えて楽しめるくらいの余裕があったことがあると尚いいですね。

仕事を長く続けるコツは何でしょうか?

その方の送った人生という本の最後のページをいかに幸せに閉じてもらうかのお手伝い・・・私はこの仕事をそういう風に思っています。そしてその方が送った歴史を、モノクロの写真からではなくカラフルな生きた物語として聞けることはとても貴重です。聞かせて頂いたお礼に残りのページを笑顔で送ってもらう、そういうことを楽しむことがコツの一つでしょうか。

佐渡で働く・・・思いをお聞かせください。

私の趣味は自転車で、夕方職場の近くを走ったり休日は子どもと普段の道を走ったりするのですが、目線が変わると景色が変わり、そのときに感じることによって同じ景色も変わります。例えば夕陽をきれいだなと感動するか、眩しいなで終わるか。進学で一度島外へ出ましたが、だからこそ気づく佐渡の良さがあると思います。当たり前に思っていた景色でしたが、ツーリングで色々なところを見て回わると、佐渡も悪くないなと思いました。

就職活動中の方へ向けてのメッセージ

いつでも開かれた施設を目指しています。施設見学はお気軽に!

自分たちの先輩の介護をするという気持ち、それに貴重な体験を聞かせてもらえる、自分自身が感動する経験がこの仕事にはたくさんあります。また働きながら資格の取得やスキルアップができる職場です。地域への社会貢献もありますが、自分の成長を大きく感じる業界だと思います。話を聞くボランティアでも構いません、いつもで見学や相談には対応しています。ぜひ足を運んでみてください。

インタビュー・記事作成 / 佐渡UIターンサポートセンター 熊野 礼美