私は愛宕福祉会「愛宕の園」で介護福祉士をしています。ここは特別養護老人ホームなので寝たきりや認知症の方の食事や着替え、お風呂、排せつなどの介助を行なっています。
就職支援の先生からの評判がよく、短大の先輩たちも多く入社していました。身近な方が就職しているという安心感がありました。それに新潟でも佐渡でも働ける環境があるので、まずは実家から慣れた環境の佐渡で働いて、ゆくゆくは新潟でも・・・というチャンスがあるのも魅力でした。
名前や顔を覚えてくださっているととても嬉しいです。認知症の方は小さいころの昔話やご自身の仕事など昔のことはよく覚えていらっしゃるのですが、最近のことは思い出せないことが多いです。その中で自分のことを覚えてくれると本当にやっていてよかったと思います。
慣れないことです。「慣れ過ぎて細かい変化に気が付かなくなる」ということがないように心掛けています。特に愛宕の園は家にいるようなリラックスできる雰囲気を作りだしているので、それに慣れ過ぎないように気を付けています。
佐渡は高齢者が多いので高校生のころから福祉関係の仕事につきたいという想いがありました。高校も含め学生時代は島内外の施設へ職業体験・実習に行き、実際触れ合うことで福祉業界の理解を深めていきました。実習や入社直後では気が付きませんでしたが、今は「一人一人の最期をいい形で見送る」という責任感がつきました。ここでの最期がいいと思ってもらえるよう普段から接していかないといけないと思っています。
同世代の職員が多いので、相談しやすい職場です。また歳も近いので、飲みに行ったり気軽な交流が盛んです。同じ仕事で尚且つ同じような歳ごろなので、仕事の以外の交流もでき人間関係・職場環境はとてもいいと思います。
社会福祉主事任用資格を活かして相談業務を行うことです。現場も好きなので「現場もやりつつ相談員をする」ことが目標です。相談業務は以前も携わっていたのですが、デイ・特養の現場を経験し、より相談者に沿った相談業務が行えると思っています。いずれ結婚して子どもが出来ても福祉のキャリアを続けたいので、専門職を目指したいです。
悩みを共有できる仲間、好きが続く職場環境です。
この業界は大変なこともたくさんあります。その分やりがいを感じることもたくさんあります。反応が少ない方に昔好きだった音楽をかけると普段見せない表情で喜んで下さったり・・・些細なことのようですが、人生の残りページが少ないこの方たちの笑顔を増やすことがこの業界に携わる私たちに出来ることです。この施設は若く年齢の近い社員が男性女性ともいるので、悩みの相談もしやすい環境です。仕事を続けるのは「好き」だけではなく職場環境もとても大切だと思います。もし後輩が出来たら、私がしてもらったように悩み相談も飲みにも行きたいですね!